電気式ロードヒーティングについて
電気式ロードヒーティングは、電気エネルギーを使用して道路や駐車場の表面を温め、凍結や雪の除去を行うためのシステムです。

電気式ロードヒーティングは、直接地面に電気を流すわけではありません。
安全に雪を融かすために考えらてた方式の一つに電気ヒーター式があります。

電気式は電気が電気抵抗を流れるときに熱発生する熱(ジュール熱)を利用します。この原理は、身近な生活の中で電気ストーブやドライヤ・ホットプレートなどの製品があります。
ロードヒーティングは専用のヒータ線があり、ヒータ線を舗装の中に埋め込み路盤を均一に温め雪を融かします。
システムは、降雪の有無や稼働時間を制御するための制御システムを備えています。温度センサーや降雪センサーなどの情報を利用して、システムを自動的にオン/オフに切り替え、必要に応じて融雪を行います。
電気式ロードヒーティングには十分な電力供給が必要です。契約アンペア(電流容量)の確認が必要です。契約電力を上げると年間の基本料金のアップにつながりますのでご注意ください。
電気式ロードヒーティングの主な利点は、電気が供給されているところであれば設置可能で、容易に施工が可能です。オン/オフが容易で、運転音は無音です。
電気式ロードヒーティングは、温水式ロードヒーティングの様にボイラーなどの設備が不要なことから場所を取らず、狭小地における施工、繁華街の歩道などに多く用いられてきました。
2024年現在、電気代価格が高騰しておりますので、新規で設置される方は極省スペースか、狭小地に限られると思います。


